カテゴリ:湿原( 7 )

達古武湖・夢ヶ丘展望台


釧路湿原の東側には大小の湖があります。

大きいのは3つあります。

北からシラルトロ湖、ここには良泉質の茅沼(かやぬま)温泉があって、何度も宿泊でお世話になっています。

すぐ南には大きな塘路湖(とうろこ)があり、この2つの湖の間の山にはサルボ展望台とサルルン展望台があります。

そして6km程南には、達古武湖(たっこぶこ)があります。

達古武湖の南岸に接する道路を湿原に向かって西進すると細岡展望台に着きます。

今回は、この達古武湖の北岸奥にある夢ヶ丘展望台へ初めて行ってきました。


まだ若くて体力があった頃は、金曜日の夜に自宅を出発し、土曜日の朝に釧路湿原に到着。

朝から昼にかけて周辺の風景を撮影し、昼食後に昼寝、そして夕方の風景を撮影してから、また夜の走行して土曜日の深夜に帰宅という、今思えばとんでもない強行軍の撮影をしていました。

他にも友人と撮影にも何度も行ってますので、殆どの展望台での撮影はしています。

でも、この夢ヶ丘展望台の存在は知っていましたが、機会がなく今まで行った事がありませんでした。

今回、なぜ達古武湖を撮影地に選んだのか、それは・・・台風の大雨があったのが要因です。

もしかして、湖に接した湿原の低地に水が溜まって、普段とは異なった湿原の光景が見られるのではないかと思ったからです。


オートキャンプ場受付前に車を置いて、そこから2.3km先の展望台に向かって、達古武湖に沿って歩きます。

30分後には雨の予報がありますので、上下の雨具を身に着け20kg弱の機材を背負って出発しました。

林に入ってからすぐに、蚊の集団に囲まれます(@_@;)

皮膚が出ている部分には蚊の忌避剤を塗り&蚊取り線香を炊きながらでも、「そ〜んなもの全く関係ない」とばかりに寄ってきて好かれてしまいます。

これが、若い女性の集団だったら・・・などと馬鹿な事は・・・言いたい・・・/☆(x_x)

冗談はさておき、面白いシーンを見つけて撮影する時は、先ずスプレーの殺虫剤を撒いて、蚊の集団を追い払ってからの撮影です。

蚊は黒い物に寄ってきますので、背負った私の黒色のカメラザックには、蚊がいっぱい群がっているんでしょうが、頭の後ろには目がないのが幸いです(笑)

って実は、ネイチャーフォトグラファーは自然に優しいのです。

多くの蚊の繁殖に、私の身を以て貢献してきました(笑)

こんな事を繰り返し展望台に向かって歩きます。

濡れた木道は滑りますので、何回も転けそうになります(^^;



台風の影響で山が崩れていたり多くの木が倒れているのは、十勝のいたる所で見てきましたが、

ここでもまた何ヶ所も崩れた斜面と多くの折れた木があります。

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これは普通に見られる湿原の光景ですが、奥の湖に接する湿地には水が溜まっています。

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歩くに従って予想通りの光景が見えてきました。

この辺りには、普段は谷地坊主(やちぼうず)がありそうですが、それらも水没していて私が初めて見る湿原の風景が広がっていました。

以下、同じようなシーンが続きますがご勘弁をm(__)m

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ここから急坂が500m程続きます。

殆ど目的とした水没した湿原の撮影はできましたが、折角ここまで来たので展望台からの景色を見なければと、ヘェヘェ&ゼェゼェ言いながらも、何度も休みながら展望台を目指します。

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やっと着きました\(^o^)/

左の樹木に隠れた向こうに達古武湖があり、案内看板の後ろにJR釧網本線があります。

画面中央から右側には釧路湿原が広がっています。

葉が茂る前でしたら、もっと広い光景が見られると思います。

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来た同じ道を戻りますが、あの蚊の大群を思うと・・・ゾッとしますね(^^;

予報通りの一時雨の中での撮影になりましたが、頑張って歩いたので透湿のゴアテックスといえども、雨具の中はミストサウナ状態でした(笑)

今まで見たことがなかった、釧路湿原の風景の貴重な撮影ができました。

ただ一つ残念だったのは、展望台脇にトウキビ(とうもろこし)の食べかすが捨ててあったことです。。

拾ってコンビニ袋に包んでザックに入れてオートキャンプ場の受付まで持ってきました。

トウキビの食べかすですから、ある程度の期間で自然に還るでしょうが、その間には、展望台に来た人の目に入ると思うと、その状況が残念でなりませんでしたっけ。



以上で達古武湖・夢ヶ丘展望台を終わります。

ご覧くださいまして、ありがとうございました。




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by cyan9203 | 2016-09-09 18:10 | 湿原 | Comments(2)

釧路湿原(温根内)


釧路で友人と食事をして、余りある会話を楽しんだその後、隣町の白糠町恋問(こいとい)の道の駅に泊まりました。

到着したのは深夜なので、抜きタイヤ差しタイヤ忍びタイヤで、そ〜〜っと駐車場に車を入れます。

こういう時にはハイブリッドのEV走行は便利ですね。

車内のカーテンを引いて、洗面所で洗顔と歯磨きして・・・今日は疲れたので即イビキ(笑)

翌朝、天気は良し(^^) さて今日の撮影場所はどこにしましょうか。

釧路に来ているんですから、釧路湿原を撮さない手はありません。

釧路湿原といっても撮影場所は多くありまして、各々で特徴のある風景が撮せますが、この先の更なる撮影地を考慮して、今回は温根内口で撮影する事にしました。

道道53号線脇の駐車場から木の長い階段を降りると、温根内ビジターセンターがあります。

そこから湿原に進入します。

温根内の湿原の特徴は、灌木と草原の風景をを楽しめる事でしょうか。

以前の鉄道軌道を利用した散策路と木道が整備されていて、湿原内を歩くことができます。

今回は約2kmの短いコース(長いコースは約3km)を周ってきました。


これはビジターセンターに着く前の、木の階段の途中で撮しています。

樹木越しに入る光が美しかったです。

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ビジターセンターを出発してから、暫くはこんな風景の中を歩きます。

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突如として、目の前に湿原が広がります。

この木道を、被写体を探しながらテクテク歩きます。

う〜〜〜ん気持ちイイ〜〜(^^)

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草原域入口付近には、サギスゲが目立ちます。

ワタスゲと同様に高山植物に分類されるそうですが、釧路湿原は高層湿原ではありません。

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暫く歩くと、今度はカキツバタの生息域に入ります。

群生という程ではないかもしれませんが、まあ撮すに事欠かさない程にはあります。

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短距離コースを一周して、ビジターセンターに着く辺りに、大きいフキがありました。

直径1m強です。

足寄にはラワンブキという高さ3mにもなるフキがありますが、これは背が低いのでラワンブキではありません。

光の入り方がイイですね〜〜。

このシーンだけでも、ここに来た甲斐がありました(^^)

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おまけに、面白い影も撮せましたし。

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温根内の釧路湿原を終わります。

ご覧くださいまして、ありがとうございました。




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by cyan9203 | 2015-08-12 20:01 | 湿原 | Comments(0)

この湿原は手前側と奥側の2箇所に分かれています。
その中間は、この様な葦原になっています。
一見、アフリカの風景に見えますね\(◎o◎)/
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ヤナギの木立に中にもミズバショウが咲いています。
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葦原にも咲いています!
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木道を往復して入り口に戻り、今度は湿原の外側から撮します。
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湿原に生えている多くの木を邪魔ものと見るか、それとも樹木をこの湿原の特徴として表現するか・・・。
私は、ただミズバショウの花だけを撮すよりも撮影する上で工夫をし、こうした湿原と林の姿を表現するのが好ましいと思っています。
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今回の撮影で、一番気に入っている画像。
仏炎苞があまり綺麗じゃないのが残念(;_;)
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ご覧くださいまして、ありがとうございました。
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by cyan9203 | 2014-04-29 20:43 | 湿原 | Comments(2)

この湿原の樹木は、ハンノキとウンリュウヤナギが多いです。
ウンリュウヤナギのグニャグニャした枝が特徴的で面白い。
奥さんは、ソバージュの枝と言ってます・・・なるほどね〜(笑)
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これはエゾヤナギでしょうか。
鱗芽の帽子を被っています。
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倒れた樹木がオブジェ化しています。
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真上から撮すと、ミズバショウの構造が判ります。
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やっと素敵な姿の花を見つけました(^^)
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もちろん木道から降りての撮影は厳禁ですが、こんな状況ではズブズブ沈んで、たとえ長靴でも冠水しまうでしょうね〜。
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その3へ続く・・・
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by cyan9203 | 2014-04-28 21:29 | 湿原

例年、今頃の時期はミズバショウを星置緑地に撮影に行きます。
今年の咲き具合はいかがなものかと、先週に様子を見てきましたが、咲き始めてはいたものの、まだまだ小さくて見頃は1週間ほど先と見越してきました。
そして1週間後の昨日、まだ少し小さめですが立派に開花していました(^^)
天気も良いし、さぁ撮影・・・でも連休に入ったので、人出があり木道は混雑しています。
三脚を使う私の撮影スタイルでは皆さんの迷惑になると思い、撮影を断念。
後日の、平日の人出が少ない時を見計らって再度来ることにしました。

で、星置緑地の代わりに、石狩市のマクンベツ湿原へ行ってきました。
住宅地の中にある星置緑地と異なって、マクンベツ湿原は郊外の石狩川沿いですから、予想どおり人出はあまり多くありません。
ただし、この湿原は殆ど人の手が入っていない自然のままの状態ですから、枯れた葦やら折れたハンノキの枝などがあり、地域の人の手が入った星置緑地に比べ、撮影は難しいです。
それでも、湿原の環境などを含めて、今年初めてのミズバショウを撮影してきました(^^)


湿原の中央を、石狩川に向かって一直線の木道があります。
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雪解け水が干いた湿原は林そのもの。
単色に近い風景の中に、ミズバショウの白と緑が鮮やかです。
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木道を歩き始めると木道の両側には豊富な水があり、いかにも湿原という風景になります。
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天気が良く、上を見ても下を見ても太陽が眩しい〜。
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特徴的な姿のミズバショウ。
それを如何に撮して表現するか、これを毎回考えます。
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仏炎苞に包まれた花芯。
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その2へ続く・・・
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by cyan9203 | 2014-04-27 17:06 | 湿原

星置緑地は、JR星置駅の西側の住宅街の一角、JRの線路脇にある小さな公園で、手稲山からの伏流水が湧き出ていまして、常に綺麗な水が流れています。
公園内には木道があり、足を汚さずにすぐ近くからミズバショウを見る事が可能です。

ご近所に住む女性と少しだけ話す機会がありまして聞いた話ですが、5年ほど前から地域の住民がボランティアで掃除をなさっているそうです。
どうりで、住宅街にあるのにゴミ一つ落ちていません。
他にも、枯れ葉・枯れ木の除去やササ刈りも行なっているとの事。
お陰様でいつも大変に気持ちよく撮影ができます。
地域の皆さん、毎年ありがとうございます(^^)

天気予報は雨のち曇。
昼過ぎても小雨の中、徐々に空が明るくなってきたので、雨後のミズバショウを撮してきました。
昨年は好天での撮影で、それなりに面白いものを撮せましたが、さ〜て今回の出来は・・・?


公園内はこんな雰囲気です。
林の向こう側は住宅街です。
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昨年行った時は苞の先が傷んで褐色になっていましたが、今年はまだ綺麗なままです。
ミズバショウが汗をかいています(嘘)
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花が集中している所を撮しています。
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トドマツやヤチダモの木の影も良いものですね〜。
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林を利用すると、こんな感じに撮せます。
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エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)も咲き始めていました。
後ろの白い花はキクザキイチゲです。
そういえば、ここには青と白のキクザキイチゲが同居しています。
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その2へ続く・・・
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by cyan9203 | 2013-04-28 21:35 | 湿原 | Comments(0)

月形のミズバショウ


本当は先週末に撮影の予定をしていましたが、天候が良くないとの予報でしたので、今週に変更し撮影に行って来ました。
目的地は芦別市の旭ヶ丘公園ですが、そこまでの道中、月形町のミズバショウも写しました。
国道275号線の脇には林と湿地が点在していますが、車を止めて観察すると、ここの様にミズバショウを見ることができます。
ミズバショウはデリケートな花で、低温によって花弁のように見える白い仏炎苞(ぶつえんほう)が傷みやすく、綺麗な個体を探すのが難しいです。
開花のピークにはまだ早かった様ですし、折角開いた苞が先週の降雪で傷んでいました。


北海道では、こういう場所をヤチと呼びます。
谷地または野地と表記しますが、要は湿地や泥炭地の事です。
こうした土地は水はけが悪くしかも栄養分に乏しく農業に適さないので、そのままの状態で放置されている例が多いです。
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澄んだ水と豊富な光があると、水面にミズバショウが映ります。
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変わった姿で鑑賞するには面白い花ですが、これが撮すとなると結構難しい。
何せ湿地の中での撮影ですから、撮影スタイルにも制限があります。
無理してローアングルで接写しようとすると、カメラを濡らしてしまう事がありますし、今回の私のように長靴の中に水を入れてしまう事もあります(^^;
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ヤチの中程から撮していますが、左奥にはまだヤチが続きます。
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次は、フクジュソウです。
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by cyan9203 | 2013-04-24 13:43 | 湿原 | Comments(12)

艸木叢林(そうもくそうりん)です。北海道の風景や植物などの自然全般の写真を撮影しています


by 紫庵(しあん)